モリンホール(馬頭琴) Yilanaさん




Rainbow caravanに出演してくれた

モリンホール(馬頭琴)奏者のYilanaさん
が登場!!



どうしてもFUJIのリスナーさんにもオルティンドーをきかせたかった!
あの身体をつきぬけていく感覚・・・ラジオから伝わったかな?



今回は幼少期の遊牧生活のお話もたっぷり♪

モンゴルの移動式住居「ゲル」に住み、
見渡す限り大草原と青空、大自然のなかで
川に石を投げたり、 馬に乗って羊を追ったりして遊んで過ごした。


遊牧しているとあまり人に会わなさそうなイメージですが、だいたい親戚だったり知り合いの人。
ご近所といっても2~3キロとか離れているゲルまで馬で会いにいくんだそう。


お誕生日の時のプレゼントは子羊や子馬!!
得に馬はモンゴルの人たちにとって特別で、
馬頭琴を弾くと、家に祝福がもたらされると言われていて、
家に飾ったり、弾いたり、モンゴルの人の生活には欠かせない
お守りとして大切にされているもの。




そんな家宝として大切にされてきた100年以上も歴史のある
お父さんの骨董品のモリンホールを
5歳のイラナちゃんが触ったら馬の首がポロリ。
誤魔化したのがばればれだったけど
お父さんは何も言わなかったんだそう。
お父さん、モンゴル相撲の指導者なんだって!
怒られてたら怖かったやろね~。


ご飯の時は必ず上手かろうが下手だろうが
かまわず一人一人唄を歌うのがYilanaファミリーの決まり。



母がモンゴル伝統舞踊家、姉が日本でもデビューしているシンガー、
叔母もモンゴル人初紅白歌合戦に出演されている歌手。
モンゴル伝統文化を受け継ぐ家庭環境のなかで、
そして壮大な大自然の環境のなかで、
あの澄んだ凛とした風のようなオルティンドーと
モリンホールの腕は磨かれていったのです。
草原の土を蹴って走る100万馬の足音を表した
「万馬の轟き」という曲を披露してくれました。
土臭く、たくましく、素朴であたたかい音色。
実際に、ラクダや馬や羊がこの音で涙するという。

一般的にモリンホールの伴奏にオルティンドーを唄うのですが、
Yilanaちゃんはその両方をパフォーマンスできる世界で唯一の人!!





普段はビヨンセやレディ・ガガが好きというYilanaちゃん。
伝統音楽を愛しつつも、新しいものを取り入れて、
自分だけのオリジナルの作品を生み出している。

5月26日リリースのミニアルバム「モクバノユメ~the dream of the wwooden horse~」
は打ち込みの音にモリンホールとオルティンドーが引き立っている。
スパニッシュギターとの共演も聞き応えあり!で
モンゴルの風を届けてくれます。

個人的にオルティンドーは一度生で体感してほしいな。



インタビュー後モリンホールを弾かせてくれました!




台形のボディをひざで挟む。
これがけっこう大変。
指とかに気が行くとすぐひざがゆるむ。

弓の弦と、ボディの300本を2束に分けた2弦を擦って音をだす。

割と力が必要でぐっと力入れて弓をひく。
なかなか難しくって、かさついた音しかでない。

う~む・・・結構難しい。


必死(笑)


何度もノイズ音をかましたあと、
深呼吸して弾くと・・・
やっとあつみのあるまろやかな音が!!




あ~~~快感!!!
きもちよかった~~~~~~♪♪♪

二胡が女性なら、馬頭琴は男性といわれるように
たくましい楽器といわれる理由がなんとなくわかった。
音色だけでなくひざで挟んで弾くこともワイルド!
でもYilanaちゃんはそこをとてもしなやかに演奏されています。


今度モンゴルレストランにバター茶飲みにいこうね♪なんてお話も。
は~・・・ますますモンゴルの大草原いってみたいな~。