神田祭

2010年5月9日神田祭。
今年も実況中継のキャスターをさせて頂きました。


平将門命奉斎700年を奉祝して行われる大神輿渡御。

今年の陰祭りの大神輿渡御は初物尽くしで、
神田明神大神輿と将門塚保存会大神輿が初のそろい踏み宮出をするのです! 
午前9時に神社を出て、大鳥居前まで並んで渡御。
7時なのに朝から境内にはたくさんの人。
本殿の前に御神輿がずらり。
正午には、将門塚で神田明神大神輿・将門塚保存会大神輿を奉安して、
初の奉幣の儀が執り行われます。
その後は途中まで並んで渡御。
さらに将門塚保存会大神輿は大神輿渡御の年では初の宮入も!!
歴史的に瞬間にたちあえるなんてドキドキです。

神田明神大神輿は平成の御造替(おぞうたい)事業完成を祝し、
神輿師・六世宮惣(ろくせい みやそう)による都内屈指の大神輿。
その大きさは、台輪(だいわ)幅4尺1寸(約125cm)、
高さは露盤(ろばん)までで7尺5寸(約227cm)。
傍でみたら迫力満点!!

こころひとつに担ぎ手の方々が参拝されたあとは感動の宮出。
担がれた瞬間まるで生きているように御神輿は大波に揺られるように宮出しました。
宮出のあとも神田明神は参拝の方でいっぱい。
この日神前式をされているカップルも!
こんな歴史的におめでたい日に挙式とはなんともラッキー♪
みていて幸せなキモチ倍増になりました。

少し暗くてみえにくいですが、この時期の神田明神の本殿裏にある藤棚はお見事!


こうやって文化が継承されていく。
祭りはその町に住む人のこころをひとつに結んできた。
祖父から孫へと半纏と共に心も受け継がれて、
世代を超えて心が繋がっていく。
きっと何百年と変わらぬこの光景があったように
何百、何千年後もその時代その時代によって変化&進化しながら
それでも変わらぬ、神様を目の前に頭を垂れる光景がみれるんだろうな。
今年はNTTコミュニケーションズによって
中継を取り入れながらインターネットTVで世界配信、
モバイルでテレビ前の人と繋がることもできた。
文化を継承しながら時代の進化をとりいれていく。
今年の初物尽くしは神田祭りの歴史を振り返っても特別な年。
この場所にいれたことがとても幸せだった。
感動の一日をありがとうございます。