WORLD WATER DAY kids sammit 2010 1

 3月22日は国連が定めた「世界水の日」

新江の島水族館で

を開催しました。


水の日があることじたい、
日本でどれだけの人が知っているのかな?

この素朴な疑問から世界水の日委員会がたちあがり
地元、藤沢の方々をはじめ、子供から大人まで
たくさんの方の協力を得て開催することになったのです。



午前の部と午後の部、二部構成でおこなわれました。

<午前の部>

クリス岡崎さん のナビゲーターで20人の子供との議会。
今回JICAの友人の協力を得て、
ザンビア・ナミビア・ウガンダ・ケニア・カンボジア・ボツワナ共和国から
たくさんの水への手紙や絵が届きました。
この絵についてのディスカッションが行われました。


「日本とアメリカの子供の絵のちがいはどこ?」
の問いに対し、

日本の子供たちは”水そのもの”を描いている 
アフリカの子供たちは”水の使いかた”を描いている

日本の子供たちは”画用紙一面に”水を描いている
 アフリカの子供たちは”容器に入った”水を描いている


洞察力ある鋭い子供たちの発言にドキッしました。

今回の絵の中で私は、ウガンダの子供が
屋根をつたう雨の滴をドラム缶に集めている絵
がとても印象に残りました。


ナミビアでは世界最古といわれるナビブ砂漠があって
Luderitzという港町では雨が年に5回しか降らないので
水と触れ合える唯一の憩いの場、海に行って
わざわざスケッチしてくれたそうです。


水といえど、国によってこんなにも違うのか・・・。
リアルな現状が絵や手紙を通してダイレクトに伝わり
ますます水について深く感じずにはいられませんでした。

蛇口をひねるとキレイな水が飲める日本は
どれほど豊かか・・・心から痛感しました。



■ロシアの映画「WATER」でおなじみの
アメリカの水博士ラスタム・ロイ博士と電話をつないでの
Q&Aコーナーもありました。
子供たちから投げかけられる素朴な疑問に博士は
わかりやすく丁寧に答えてくださいました。

「水ってなんですか?」
生命ある宇宙で最も尊く大切にしなければいけないもの。
「透明なのはなぜ?」
自分のなかにある洗練されたエネルギーのあらわれ。

「私たちは何をすればいいですか?」
美しい水を保ちたいと思うこと。


まず思うこと。
祈りは水へと届く。
そして何よりその想いは
自然と行動にうつっていく。

風の強いなかダンスパフォーマンスで盛り上げてもくれました。
子供たちの純粋でまっすぐな水と地球への想いが
会場の大人たちの心を潤わしてくれました。
子供は答えを知っている。
その想いをが汚さず、大切に守っていく。
ただ、それだけ。


未来を創る子供の存在を頼もしく感じました。