中国古筝 鶯と燕

鶯歌燕舞

鶯がさえずり、燕が舞う。

春の景色の素晴らしさを表した中国の四字熟語から

名づけられた鶯(YING)と燕(YAN).

姉の鶯(YING)

3分後に誕生した妹の(YAN)


産まれた日はもちろん!身長・3サイズ・足のサイズも
見事に同じの一卵性双生児の古筝ユニット。


幼い頃から二人で中国舞踊を習い始め、
7歳になったある日、舞踊教室の隣から聞こえてきた
古筝の音色に”二人同時に”惹かれて始めたのがきっかけ。

古筝(こそう)とは中国の伝統的な撥弦民族楽器で、日本の筝の祖。

2千年の歴史をもち、二胡よりも民間に浸透し、
日本で女の子がピアノを習うような感覚で古筝も親しまれてきた。

弦はスチールを芯にナイロンや絹を巻いた糸を用い、
唐の時代13弦、明の時代16弦、さらに改良がすすみ
現在の21弦となる。

紅木という硬木でつくられ、柱で音階を調節。

4オクターブもの音域があり、
透明感のある光の粒子のような高音、
激しい嵐の雨風のような重厚な低音、
ハープみたいだったり、三味のようだったり、
豊かで叙情的な音に惹きこまれます。

日本で琴も勉強したそうで、琴は古筝に比べて音が力強く男性的という。

たしかに琴は凛としたなかにも芯が通っているような響き。
古筝は凛としてるなかに独特のうねった感じの余韻が響く。
これには
日本語と中国語の母音の響きの違いも関係しているそう。
古筝の音が母音の豊かな言葉をつくってきたのかもしれないね。
日本語で歌うときは古筝の女性的な柔らかさを失わないように
特に気をつけたんだそうです。


琴と違って、指のお腹の方の先にべっこうの義爪をつけて演奏します。
右手4本につけて、左手で弦を押さえる。


指、長~い!!!
古筝に向いていると先生からもお墨付き☆


4月28日にリリースされた二人の名前がつけられた
「鶯歌燕舞~夢の足音」から
”記憶”と”未来の足音”を演奏してくれました。


時に激しく、時に優雅に、
まるで二匹の蝶が向かいあって舞っているかのように
可憐で美しくて、見ててう~っとり♪


同時に話し出したり、返事がハモッていたり(笑)と
面白いほど息があった二人ならではの音。
「双子の私たちにしかできない演奏をしたい」
という言葉が印象的でした。

現在、山本太郎さんと「テレビで中国語」に出演中~!

それにしても、2人かわいかった~♪